Muro Boxでお客様を迎え、Attiでハンドドリップコーヒーを味わっていただく
(台湾)

(林建豪)

機械構造に惹かれて

偶然の機会で、Muro Boxの2018年のzeczec(嘖嘖)クラウドファンディング予告を目にしました。実は私自身、音楽とはあまり関わりがなく、購入を決めたのも完全にオルゴールの機械構造に魅了されたからです。

私はただの「コーヒー人」で、自分で器具をデザイン・製作するのが好きです。私のコーヒーショップ「Atti」という名前は、「態度」を意味する英単語 Attitude の最初の4文字を取ったものです。

Muro Boxのチームが問題を発見し、困難を克服しながらここまで改良を重ねてきた様子を見て、実はとても共感しました。自分も同じように研究開発に携わる人間だからです。むしろ「少し機械的なギア音がしてもいいじゃないか、これこそ機械式オルゴールの魅力だ」と思うくらいです。

Atti店内での仕事中のオーナー林建豪さんとスマートオルゴールMuro Box
Attiカフェ店主のMuro Boxプレイリスト

楽曲の部分は、もちろんネット上の優れた編曲家たちに頼るしかない(笑)

楽曲の部分については、もちろんネット上の達人たちが作った曲に頼るしかありません(笑)。でも正直、音楽に疎い私でも、アプリの作曲機能を使えば、ひとつひとつ音を打ち込んで簡単な曲が作れます。それが意外と達成感につながるんです。

幼い頃から、オルゴールはいつも現実離れした存在だと感じていました。夢のように美しいけれど、実用性はないものだと。しかし、Muro Boxはその隔たりを埋めてくれました。自分で選んだり作った音符がMuro Boxから奏でられるのを目にすると、本当に不思議で素敵な体験になります。

ようこそ高雄へ。コーヒーを飲みながら、音楽を楽しみましょう。

現在、Muro Boxは私の店で開店・閉店時の音楽(ダウンロードしたお気に入りの曲)や、レッスン中や休憩時間の合図(自作のシンプルなリズム)として使っており、意外にも清々しく心地よいです。

私がAttiの開店曲に選んだのは、モーツァルト《ピアノソナタ ハ長調 K.545 第1楽章》です。この軽快なリズムの楽曲は、Muro Box公式が提供している30曲の無料クラシックプレイリストの一つです。

授業前の準備曲としては、Muro Box ユーザー康弘 (Kang Hong)さんが共有してくれた《Fly Me to the Moon》を選びました。閉店ソングは、Muro Box 公式のショパン《エチュード Op.10 No.3(別れの曲)》を選びました。

もし私のAttiコーヒー研究工房に興味があったり、高雄に来られる際に店でMuro Boxを体験したい方は、ぜひ公式Facebookページからご連絡ください。オルゴールの使い心地や体験談を喜んでシェアします。

「音楽でふとした空間を彩り、時間をとどめる雰囲気を育む。」

林建豪