クリスのオルゴールコレクションには、彼女の人生で最も大切な思い出が詰まっています。
子どもの頃に出会った幻想的なボトル型オルゴールから、自分の手で組み立てた Muro Box に至るまで、その一音一音には深い感情と物語が込められています。
#最初のオルゴールとの出会い
幼い頃、クリスは伯父の家でボトル型のオルゴールを見つけました。
中には赤いバレリーナが入っていて、瓶の底を巻くと《美しき青きドナウ》の旋律に合わせて踊り出します。
その不思議で美しい機械仕掛けに心を奪われ、オルゴールへの愛が芽生えました。
#友情と想いを託す贈り物
学生時代、友人たちは決して裕福ではなかったにもかかわらず、クリスにオルゴールを贈ってくれました。
母親もまた、北海道旅行の際に小樽オルゴール堂で見つけたガラスのオルゴールをお土産に。
これら心のこもった贈り物は、今でも彼女の大切な思い出として残っています。
#父の願いを受け継いで
親友のスーさんは、かつてクリスの父にバレリーナのオルゴールをプレゼントしました。
父はそれがプレーヤーのように曲を流し続けてくれると思っていたものの、
一曲しか再生できないことに少しがっかりしていました。
年月が経ち、父が亡くなり、オルゴールも止まってしまいましたが、弟が修理してくれたことで、
再びその旋律が響き、家族の大切な記憶がよみがえりました。
そんな父の想いを受け継ぐように、クリスはスーさんと共に Muro Box のDIY組み立てワークショップに参加。
自らの手で完成させた Muro Box により、好きな曲を自由に奏でることができるようになり、
父の願いを今につなげています。
クリスの魅力的なオルゴールコレクションと、オルゴールを通して心や友情を届けるストーリーをぜひご覧ください。
