高校時代から13年間一緒に過ごした夫との思い出をオルゴールで再現（台湾）
佳穎
高校時代から13年間一緒に過ごした夫との思い出をオルゴールで再現（台湾）
佳穎
高校時代の出会い、音楽で伝える想い
私と夫は高校の同級生で、高1で同じクラス、同じ部活にも入りましたが、付き合い始めたのは高3になってからのことです。夫は私よりずっと音楽に詳しく、小学生のころからEaglesやBeatlesを聴いていたほどです。十数年前のロマンチックな思い出は、夫が当時の「ガラケー」のBluetoothでラブソングを送ってくれたことでした。
出会いから絆を深め、そして結婚へ
交際の初期には一年間別れたこともありましたが、その後再び一緒になりました。二人ともかなり独立心が強く、自分の空間や柔軟さを大切にするタイプなので、この13〜14年間で互いに自分を見つめ直し、成長させながら、より良い、そしてよりふさわしいパートナーへと歩んできました。そうして、お互いに深い信頼と真心が築かれたのです。だからこそ、最初の10年間は台北と台中の遠距離恋愛であっても、順調で楽しい時間を過ごすことができました。
付き合って約10年目の頃、私は台北から台中に引っ越しました。長く続いた遠距離から次のステップへ進むための大きな節目で、一緒に生活してみようと決めたのです（笑）。台中での生活はとても順調で、結婚の時期は特に決めていませんでしたが、私を育ててくれた祖母の体調が悪くなり、「元気なうちに私が良い伴侶を見つけた姿を見せて安心させたい」と思い、すぐに結婚式を挙げることを決めました！
息子の誕生で、家族はより一層満ち足りた
私たちはもともと子どもを持ちたいという気持ちがはっきりしていて、特に夫は子どもが大好きで、私は子どもも好きですが、仕事も大切にしています（笑）。だから、子どもが欲しい気持ちはあっても、いつ産むかについては迷っていました（どうしてもキャリアに影響が出るかもしれないので）。結婚1年目、私が転職を考えていたタイミングで「ちょっと妊活してみよう、縁があれば…」と試してみることにしましたが、なかなか授かりませんでした。そこで職場復帰を決めた直後、なんと妊娠が発覚！しかも在宅勤務のオファーもいただき、妊娠中もその後の子育てにもぴったりな環境が整いました。振り返れば、あのとき「まず妊活してみよう」と決めたことは本当に良かったと思います。もしすぐに職場復帰していたら、またいつ子どもを迎える準備ができたかわからないし、息子が私の人生をこんなにも変えてくれるなんて想像もしていませんでした。今でも、息子がもたらしてくれた愛と変化に、心から感謝しています。
複数の曲を再生できるオルゴールを探していたきっかけ
夫は音楽を聴くのが大好きで、家でも車でもよく音楽を流して楽しんでいます。
Muro Box に出会ったきっかけは、ある日のゆったりした午後、音楽を聴きたい気分になったのですが、そのときの雰囲気にはオルゴールの音色のほうが合うように思えたことでした。あの純粋で澄んだ音がぴったりだと感じたのです。すると夫が、「でも今、僕はXXXX曲が聴きたいな。普通のオルゴールは曲が選べないよね。自分の好きな曲を流せるオルゴールがあればいいのに！」と言い、この一言から「自分の好きな曲を演奏できるオルゴール探し」が始まり、その過程で Muro Box に出会いました。
曲もレーザー彫刻の言葉も念入りに選び、二人の絆を存分に表せる
『時の流れに身をまかせ』は、もともと夫が好きな曲です。私たちはどちらも自由奔放な性格ですが、この関係の中で最大の信頼と支えを見つけました。お互い以外に、こんなにも自分に合うパートナーはなかなか見つからないでしょう。人生で巡り会える知己は本当に貴重で、心から感謝しています。
私が18歳の誕生日のとき、夫は私たちの思い出が詰まった14曲を集めてCDに焼き、プレゼントしてくれました。最後の14曲目はアンコール曲として『恒星の恒心』を入れてくれました。長い年月を経てこの曲を改めて振り返り、夫へのプレゼントのひとつとして選んだのは、きっとこの曲でこれまで共に歩んできた年月への感謝と、これからの約束を込めたかったからです。
この2曲を選んだのは、聴くたびに、この曲たちこそが私たちの関係や想いを響かせてくれると感じたからです。
夫は『タイタニック』という映画が大好きで、これまでに十回以上も観ています。
映画の中で、ジャックが上流階級の晩餐会に招かれた際に、自分の人生観をこう語ります。“I figure life’s a gift and I don’t intend on wasting it. You don’t know what hand you’re gonna get dealt next. You learn to take life as it comes at you… to make each day count.”
（私は人生が贈り物だと思っていて、僕は無駄にするつもりはない。みんな、次にどんな次の日が贈られるのかを知りません。あなた方は毎日の贈り物をカウントをするために人生を送るんです。）
迷いがあった時期に夫はこの言葉を私に贈り、一緒に「make every day count（毎日を大切に）」しようと励ましてくれました。
こうして共に歩んだ年月の中で、数え切れない素晴らしい思い出や瞬間を手に入れたので、この言葉をそのまま夫に贈りたいと思いました。猫のイラストは、私が描いた私たちの飼っている2匹の猫で、私たちにとって大切な宝物です。
サプライズの瞬間と感動の涙
夫はオルゴールを受け取ったとき、とても興奮し感動していました！嬉しそうに箱を開けると、中には私が事前に隠しておいたカードが入っていて、そのカードには昔の写真がたくさん入っていました。そして、オルゴールから私たちにとって深い意味と共感を持つ曲が流れる中、交際から結婚、そして子どもを授かるまでの道のりを一緒に振り返っていると、夫は静かに涙をこぼしました（笑）。私もその曲を聴きながら、目頭が熱くなりました。
Muro Boxに出会えて本当にありがたいです。私たちにとって大切な思い出がより身近に感じられるようになり、これからも息子と一緒にMuro Boxで素敵な音楽の思い出を積み重ねていくことを楽しみにしています！
